不動産の買取での価格が仲介売却価格よりも安くなる理由

不動産の査定依頼をしたけど、買取と仲介の場合で金額に大きな差があるのは何故だろう・・・

その不動産の疑問・・・お答えします!

あ、あなたは・・・!?

長迫です!

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えっ本当に誰ですか・・・?

えっあっ、初めまして。
サコエステート代表取締役の長迫と申します。

今後Uターンする予定のない実家などを相続するなど、土地や建物などの処分に困ることがあります。このとき不動産の売却の方法には、不動産会社に広告などを活用して購入希望者を探してもらうという仲介売却と、直接不動産会社に買取してもらう方法の二つの選択肢があります。

一般的に買取での売却は、仲介売却よりも1割~3割ほど低い価格になると言われています。

このページではなぜ不動産買取が安くなるのかをお答えします。

不動産買取価格が安くなる理由

不動産会社としては買取した土地や建物などを第三者に売却しないことには利益が発生しません。

物件を売却するまでにかかる費用として、不動産取得税などの税金、物件の宣伝広告費が掛かってきます。場合によってはリフォームやリノベーションなどを加えて初めて、市場価格が付くという事態も想定されます。
不動産会社は利益を捻出するためのコストを先払いする必要があり、しかも購入希望者がいつ現れるのかも予想が付かないというリスクもあります。

このようなリスクを負担しなければならないので、不動産買取を選択すると売却価格は安くなってしまうというわけです。

なるほど、リスクを負担している分安くなるのですね。
そしたら仲介での売却を利用したほうが高く売れてお得じゃないですか?

そうなんです、高く売りたければ仲介での売却のほうが向いています。
しかし、買取にもメリットはあるんですよ!

即現金化!?不動産買取のメリットとは

不動産買取の売却価格は仲介売却よりも低くなりますが、価格面以外でのメリットも多数存在します。

その中でも最大のメリットと言えるのは、不動産の現金化が早く出来ることです。

仲介売却の場合、購入希望者を探すことから始めないといけないので、どうしても時間が掛かってしまいます。

それに対し買取は、不動産会社との直接取引で売却が完結するため、広告での集客、購入希望者の内覧、購入希望者のローン審査などがスキップされ、短時間で不動産売却が完了し、現金化できます。急な転勤や引っ越しなどの必要に迫られた場合や、様々な事情ですぐにまとまったお金が欲しいといった時には、迅速に売却できる不動産買取が実力を発揮します。

それから広告活動を行わないため、近所に知られることなく売却が完了することも大きなメリットの1つになります。

早く売りたいのであれば買取なんですね!

そうなんです。
最後は、どういった物件が買取売却に向いているかをお伝えします。

買取での売却に向いている不動産とは

不動産買取の価格が安くなる理由とメリットを説明してきましたが、私長迫が買取での売却に向いている思う物件の特徴をお伝えします。

  • 急いで売却したい場合
  • 近所に知られたくない場合
  • 長い間売れない物件
  • 築年数が古い物件
  • 個人利用が難しい土地(広すぎる・造成が必要など)

「急いで売却したい場合」・「近所に知られたくない場合」
こちらは前の項目で述べたので割愛します。

次に「長い間売れない物件」ですが、売れない原因が価格が高すぎる場合は、まず値下げをしてみて様子をみてもいいでしょう。
売れない原因が価格以外の場合、例えばお墓の隣など、買い手が付きにくい場合は買取での売却も検討されてもいいと思います。

「築年数が古い物件」は、物件売却後に不具合が見つかった際に契約不適合責任が生じる場合があるので、心配を無くすためにも買取での売却を考えてみてはいかがでしょうか。
契約不適合責任とは、物件売却後に雨漏りなど不具合が見つかった場合、修繕費の請求など、売主側が買主側に対して負う責任のことです。

最後に個人利用が難しい土地です。
物件の土地が広すぎるとなかなか買い手が見つからない場合も、建築会社や分譲地に強い不動産会社に買取での売却をするのも1つの手段です。

買取での売却に向いている不動産とは簡単にまとめると、安くなってもいいから早く売却したい不動産のことだと思います。

高く売りたければ仲介、早く売りたければ買取ってことですね!

そうです!
逆に築年数がたってない物件、需要がある地域(熊本市だと中央区など)は購入希望者も多いのでまずは仲介での売却をおすすめします。