不動産査定ではどこを見られる?

不動産を売却する際には、まず売却価格を決定しなければなりません。

不動産の売却価格は、査定価格をもとに売主様と慎重に決めていきます。

査定には机上査定と訪問査定の2つがあり、それぞれで見られるポイントや査定額が異なってきます。

このページでは、熊本市で不動産売却を行っている株式会社サコエステートが、不動産業者はそれぞれの査定でどのようなポイントを見ているかについてご説明します。

机上査定で見られるポイント

机上査定は、実際に不動産を見ずに、物件概要や近隣の取引事例をもとに査定する方法です。

通常の場合、数時間ほどで査定額を割り出すことができます。

生活利便性 スーパーやコンビニなどの商業施設や公共交通機関、学校、銀行、病院。
生活に必要な施設が近隣にあるか。
日当たり 南向きで周りに日差しを遮る建物がないなど、日当たりのよい物件は高評価となります。
前面道路の方位 土地に接する道路の方角よって評価額が変わります。北面道路よりも南面道路のほうが高評価です。
角地は建ぺい率の制限が緩和されたり、建物設計の自由度の高さから好まれます。
幅員や間口 前面道路の幅員によって容積率も変わるため、土地の価格に影響があります。
間口も広いほうが土地活用の幅が広がるため価値が高くなります。

訪問査定で見られるポイント

訪問査定は、机上査定で使用したデータに加え、実際に物件を見て査定価格を割り出します。

現地を確認し、役所や水道局でインフラなどの調査をしますので査定書をお出しするまでに最短でも3~4日いただいております。

室内の状態 ペットの飼育や喫煙等、生活による劣化や汚損・破損を確認。
雨漏りシロアリが発生していないか等も確認します。
設備の種類・経過年数 設備のメーカーやグレード、製造年月日を確認。
保証期間であれば保証書があれば高評価となります。
眺望や日当たり リビングや居室の日照状況。
部屋から見える外の景色も査定に反映させます。
土地の形 一般的に設計の自由度の関係で、正方形に近い形状が好まれます。
土地の形がいびつであったり極端に細長かったり高低差があったりすると、建物の設計が難しくなります。
近隣関係 隣接地との境界を確認し、越境物はないか、配管状況の確認。
近隣に景観が悪くなる建物はないか等を確認します。