内覧がない!原因を探り、対策を講じましょう。

内覧がない原因と対策

戸建・マンションの売却活動を開始しても購入希望者が内覧に来ない!なんてことがあります。

不動産売買では、一般的に内覧をして購入という流れがあるので、内覧がないことは物件が売れないということに繋がってきます。

物件を売却するためにも、なぜ内覧がないのか、早急に原因を突き詰める必要があります。

今回は、内覧がない原因とその対処法をご紹介します。

広告が魅力的ではない

多くの場合、購入希望者と物件のファーストコンタクトは、インターネット広告や紙媒体の広告など不動産広告になると思います。

広告が魅力的でないと、なかなか内覧には繋がりません。

魅力的な広告とは具体的に、写真の枚数が多い、写真がキレイ、おすすめポイントなどをしっかりと記載している広告のことを指します。

写真が決め手!商品価値を高める不動産売却活動。」で述べたように、特に写真は重要視されています。

実際に不動産の広告をする中で、写真を掲載した途端に閲覧数や問い合わせが増えた経験はかなり多いです。

なんらかの理由で写真を掲載していない場合、差し支えなければ不動産業者に写真を掲載してもらいましょう。

物件価格が相場からかけ離れている

物件価格が相場からかけ離れている物件も問い合わせは少なくなります。

相場からかけ離れた物件をわざわざ購入する人はほぼいないでしょう。

値下げを待つか、近隣に新しい情報が出ないか待つことがほとんどだと思います。

また購入希望者は、「〇〇地区で〇〇万円~〇〇万円」などと、ある程度条件を絞って探されていることが多いです。

周辺の相場からかけ離れていると、物件の情報が目にも留まってない可能性も考えられます。

物件価格が高すぎる場合の対策は値下げになります。

価格を下げることは簡単にできますが、一旦値段を下げて再度値上げするとなると厳しい部分もあるので、不動産会社としっかりと話し合って値下げの金額を考えましょう。

需要が少ない

少子高齢化の影響もあり、都市部に近いエリア以外の需要が減少してきています。

同じ熊本市でも、やはり都市部に近いエリアのほうが閲覧数や問い合わせも多い印象です。

郊外では賃貸物件の空室が増え、空き家も増えているのが現状です。

正直、需要がないという問題が一番難しい問題になります。

対策としては、他物件との差別化がメインになると思います。

これは過去になかなか売れなかった郊外の中古戸建の売却を仲介させていただいた時の話ですが、ある日「庭」をメインに打ち出した他物件との差別化を図った広告を作成しました。

すると、反響が全くなかった物件に、都市部のマンションに住んでいる方から反響があり、すぐに売却が成立しました。

購入された方は、仕事を定年退職され家庭菜園ができる庭付きの戸建てに引っ越したいという方でした。

郊外の物件の場合、敷地が広くその中に畑・庭園のような敷地があることが多いので、そういった他物件との違いを売りに行くのも手だと感じた出来事でした。

ただし閲覧数自体が少ないのでどうしても売却までに時間がかかることが多いです。

急いで売却したいのであれば買取も検討されてはいかがでしょうか。

どうしても仲介での売却よりは低い価格になってしまいますが、すぐに現金化できるメリットはあります。