熊本で「土地売却」を成功させる完全ガイド|古家付き・更地の悩みから市街化調整区域まで

この記事を書いた人

長迫 康利 代表取締役

熊本で不動産売買をはじめ、賃貸・管理・新築販売など幅広い業務を経験してきました。そこで培った知識とノウハウを活かし、熊本の不動産に関するあらゆるお悩みに、最適なご提案をさせていただきます。売買はもちろん、相続や空き家のご相談まで、お客様一人ひとりに寄り添ったサポートを心がけています。

熊本で土地を所有されている方、あるいはご実家を相続された方から、不動産売却に関するご相談をいただく機会が年々増えています。

「親から相続した土地が熊本にあるが、自分は県外在住で管理が難しい」 「古家が建ったままだけれど、売れるのだろうか?」 「そもそも、この土地は市街化調整区域らしく、売却が難しいと聞いた…」

こうしたお悩みは、熊本市での土地売却、特に「家」ではなく「土地」そのものを売却しようとする際に、多くの方が直面する現実です。

土地売却は、マンションや一般的な中古住宅の売却と比べて、法律の制限、土地の状態(更地か古家付きか)、測量や境界の問題など、専門的な知識が必要となる場面が格段に多くなります。

この記事では、熊本の不動産売却に長年携わってきた私たちサコエステートが、熊本で土地売却をご検討中の皆様が抱える不安や疑問を解消するため、基本的な「流れ」や「手続き」、知っておくべき「費用」や「税金」、そして最も悩ましい「古家付き」や「市街化調整区域」の土地をどう扱うべきか、その判断基準を分かりやすく解説していきます。


熊本市の土地売却、まず何から?基本の流れと手続き

土地売却は、購入希望者を探し、契約して終わり、という単純なものではありません。特に「土地」は、隣地との境界や法律上の制限など、事前に確認・整備すべき「下準備」が非常に重要です。

ここでは、安心して売却を進めるための基本的な流れと手続きをご紹介します。

STEP1: 土地の「相場」を知る(査定の依頼)

まずは、所有されている土地が「いくらで売れそうか」という相場を知ることから始まります。

私たちは、現地の状況や周辺の取引事例はもちろん、その土地が持つ法的な条件(例えば、建物を建てる際にどのような制限があるかなど)をプロの目で調査し、売却可能額(査定価格)をご提示します。この「査定」が、今後の売却計画すべての土台となります。

STEP2: 不動産会社との「媒介契約」

査定内容や売却活動の方針にご納得いただけたら、私たち不動産会社と「媒介契約(ばいかいけいやく)」を結びます。これは、「あなたの土地の売却活動を、私たちに正式にお任せします」という契約です。

この契約に基づき、私たちは広告活動や購入希望者様との交渉を本格的にスタートします。

STEP3: 売却活動と「境界確定」(測量の重要性)

土地売却において、最もトラブルになりやすいのが「境界」の問題です。

「隣の土地との境界線は、このブロック塀で間違いない」と思っていても、法的な根拠(登記簿や測量図)がなければ、買い手は安心して購入できません。

ウル蔵くん

土地の売却では『境界』がハッキリしていないとトラブルのもとだ! 売却活動と並行して、土地家屋調査士による『測量』を行い、隣地の所有者様にも立ち会ってもらって、法的に境界を確定させる作業(境界確定)が必要になるケースが多いんだ。これは安心な取引のために絶対に必要なことだよ!

STEP4: 売買契約と決済・引き渡し

購入希望者様が見つかり、価格や条件がまとまったら「売買契約」を締結します。その後、売主様(あなた)は、土地の所有権を買主様へ移転する準備(登記手続きなど)を進めます。

全ての準備が整ったら、金融機関などで買主様から売買代金を受け取り、同時に土地の所有権を買主様へ移転します(これを「決済」および「引き渡し」と呼びます)。


熊本の土地売却「古家付き」と「更地」どちらが得?

熊本で土地の売却相談をいただく際、最も多いお悩みが「古家が建っているけれど、解体して更地にした方がいいですか?」というご質問です。

これは非常に悩ましい問題ですが、どちらか一方が絶対的に「得」ということはありません。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、ご自身の土地の状況に合わせて判断することが重要です。

「古家付き」で売却するメリット・デメリット

古い家が建ったままの状態で売却する方法です。「現況有姿(げんきょうゆうし)」での売却とも呼ばれます。

メリット:

  • 解体費用がかからない: 数百万円にもなることがある解体費用を負担せずに済みます。
  • すぐに売り出せる: 解体工事の期間(1〜2ヶ月)を待たずに売却活動を開始できます。

デメリット:

  • 買い手が限定される: 購入後に解体する費用や手間を懸念し、購入を見送る方が多くなる可能性があります。
  • 土地のイメージが湧きにくい: 古家があることで、新しい家を建てる際のイメージが掴みにくく、敬遠されることがあります。

「更地(解体)」にして売却するメリット・デメリット

売却前に売主様の費用負担で古家を解体し、何もないまっさらな土地(更地)にしてから売却する方法です。

メリット:

  • 買い手の幅が広がる: 土地を探している方(新しい家を建てたい方)にとって、すぐに建築プランを考えられるため、魅力的に映ります。
  • 土地の状態が分かりやすい: 日当たりや広さ、隣地との関係などが一目瞭然となり、安心感を与えられます。

デメリット:

  • 解体費用がかかる: 売却前にまとまった費用が必要になります。
  • 固定資産税の優遇がなくなる: 家が建っている土地は固定資産税が軽減されていますが、更地にするとその優遇措置がなくなり、税額が上がる可能性があります。
ウル蔵くん

どちらが良いかは、本当にケースバイケースだ! 例えば、古家と言ってもまだ住める状態(リフォーム可能)なら『中古戸建』として売る方が良い場合もある。逆に、建物の損傷が激しいなら、思い切って解体した方が早く売れることもある。解体費用を売却価格にいくら上乗せできるか、私たち専門家がしっかりシミュレーションするから安心してね!

判断基準は「家の状態」と「地域の需要」

最終的な判断は、「古家の状態(リフォームして住めるか、資産価値はゼロか)」と、「その地域で土地(更地)を探している人が多いか、中古戸建を探している人が多いか」という需要を見極める必要があります。

私たちサコエステートは、熊本の地域事情を熟知しています。お客様の土地の状況を拝見し、どちらがお客様にとって最善の売却方法となるか、専門的な視点からご提案します。


要注意!「市街化調整区域」の土地、熊本なら売却の可能性も

熊本市は広い市域を持っており、郊外では「市街化調整区域(しがいかちょうせいくいき)」に指定されている土地も多く存在します。

「市街化調整区域」とは?

簡単に言えば、「市街化を抑制する区域」、つまり「原則として、新しい家や建物を建ててはいけない」と法律(都市計画法)で定められたエリアのことです。

このため、一般的な「マイホームを建てたい」という需要に合致せず、売却が非常に難しいとされています。

諦めるのは早い!熊本都市圏の特例制度

しかし、「売れない」と諦めるのはまだ早いです。 熊本市やその近郊(合志市、菊陽町、益城町、嘉島町など)では、条例によって特別な指定を受けた区域(法34条11号に基づく「集落内開発制度指定区域」など)が存在します。

これらの区域内では、「誰でも」住宅や店舗などを建築できる可能性があり、一般的な土地として売却できる道が開かれています。

▼市街化調整区域でも家が建つ?『集落内開発制度』を専門家が徹底解説▼
https://sako-estate.com/sell/selling-mistakes-tips/1942/

ウル蔵くん

この特例制度こそが、市街化調整区域の土地売却の鍵だ! ただし、自分の土地が指定区域内か、どんな建物が建てられるかの調査は非常に複雑なんだ。熊本の行政ルールを熟知したプロに任せてください!

専門家による調査が不可欠です

ただし、指定区域内であっても、「農地法」の許可が必要だったり、「災害警戒区域」に該当したりと、クリアすべき法的なハードルが数多く存在します。

もし指定区域外であった場合も、

  • 隣地の所有者に購入を打診する
  • 資材置き場や駐車場として売却する

といった方法が考えられます。

市街化調整区域の土地売却は、高度な専門知識と、熊本の行政ルールを熟知した不動産会社でなければ対応が困難です。私たちサコエステートは、こうした難しい土地の売却実績もございますので、諦める前にぜひ一度ご相談ください。


知っておきたい土地売却の「費用」と「税金」

土地売却では、売れた金額がすべて手元に残るわけではありません。必要な「費用」と、利益が出た場合に納める「税金」について、あらかじめ理解しておきましょう。

必ずかかる「仲介手数料」

売却が成立した際に、売却活動や契約手続きを行った不動産会社へお支払いいただく成功報酬です。これは法律で上限が定められています。 (例:売買価格が400万円を超える場合、「売買価格 × 3% + 6万円」+消費税)

売却益が出た場合の「譲渡所得税」

土地を売って「利益(儲け)」が出た場合、その利益(=譲渡所得)に対して「譲渡所得税」と「住民税」がかかります。

ウル蔵くん

この『利益』の計算が重要だ! 例えば『1,000万円』で売れたとしても、その土地を買った時の値段(取得費)や、売るためにかかった費用(仲介手数料など)を引いて計算するんだ。もし買った時の契約書がなくて『取得費』が不明な場合でも、計算方法があるから相談してください!

なお、相続した土地など、条件によっては税金が安くなる「控除(こうじょ)」や「特例」が使える場合があります。これらは国税庁の指針に基づき、ご自身の状況に合わせて適切に活用することが節税に繋がります。

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まとめ:熊本の土地売却は、信頼できるパートナー選びがすべてです

熊本市で土地売却を成功させるための「流れ」「古家付きvs更地」の問題、そして「市街化調整区域」や「税金」について解説してきました。

ご覧いただいた通り、土地売却は一つとして同じ案件がなく、専門的な知識と柔軟な対応力が求められます。特に、ご自身で管理が難しい遠方にご在住の方や、複雑な相続が絡む場合、その不安は計り知れないものでしょう。

不動産売却の成功の鍵は、お客様の不安に寄り添い、その土地が持つ潜在的な価値を最大限に引き出してくれる、信頼できるパートナー(不動産会社)を見つけることです。

私たちサコエステートは、熊本の地域事情に精通した地元の不動産会社として、お客様お一人おひとりのご事情を丁寧にお伺いし、査定から売却完了まで責任を持ってサポートいたします。「古家付き」や「市街化調整区域」といった難しい案件も、豊富な経験と知識で最善の解決策をご提案します。

熊本市での土地売却に関するお悩みは、どんな些細なことでも構いません。まずは私たちサコエステートにご相談ください。

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